しばらく疲れていたが回復しつつある。
先日、宇治に行った。
街の中心部は宇治橋の西側にある。橋の西詰から3つの商店街が放射状に伸びており、それぞれの通りの間に住宅が挟まっている。
そのうち一番東側の一本(平等院表参道)を突き当たりまで行ったところにあるのが平等院である。
せっかくなので拝観料を払って鳳凰堂のなかにも入ってみた。
お堂の中心で鎮座する仏像の周りの三方の壁に、雲中供養菩薩像というミニサイズの仏像50数体が貼り付けられていたのは衝撃的であった。
一見「なんとなく空白が惜しいので埋めてみました」というデコレーション以上の意義が感じられなかったが、そのあと宝物館のようなところに入って解説をみたら彼らが何なのかなんとなくわかった。詳しい用語などは覚えていないが、浄土に連れて行ってくれるツアーコンダクターのような、賑やかしのような人たちらしい。
おもしろいのは彼らの多くが楽器を持っていることだ。楽器を持っていなくてただ踊っているような人もいる。
要はお迎えに来る楽団、仏陀のバックバンド&ダンサー集団と理解すればよろしいだろう。ほぼファンクバンドの構成である。Pファンクにしかみえない。
同行者も言っていたが、お堂の外観も内装もできた当初はもっともっとド派手な極彩色だったので、仏教や寺と聞いて今のような「渋い」イメージで捉えるのは惜しい。もっとサイケだったはずだ。そう考えるとますますPファンクだ。