19日(水)
昨日、レスター・ヤングのテナーサックスを評してコルトレーンとはえらい違いだと書いた。そこできょう久々にコルトレーンのアルバムの有名どころを聴きなおしてみた。彼もまた素晴らしいミュージシャンだと改めて認識した次第だ。
一曲目の出だしですでに名盤だと分かってしまう雰囲気がある。
高校生ではじめて聴いたときはなんだか退屈だと思ったが、いま聴いたら😭😭😭という心境になった。
------------
18日(火)
いい感じのジャズのアルバム発見した。
プレジデントはレスター・ヤングの二つ名。最初聴いたときはスタン・ゲッツみたいだと思った。ネットで調べたらたしかにゲッツがレスター・ヤングに影響を受けているというような話もあるみたいだ。
テナーサックスをソフトに聴かせるプレイヤーの系譜のようなものが見えてきた。コルトレーンと同じ楽器を吹いているとは思えない。
ジャケットが最高。レスター・ヤングはトリスのハイボールのおじさんのような切り抜かれ方をしている。右下にちょこんとオスカー・ピーターソンの顔がのぞいているのもかわいい。
------------
17日(月)
久々にちゃんとした料理を作ったので元気になった。
元気になるには自炊が一番!!
アントニオ猪木です!!
---
MusicboardというSNSに登録したので今後音楽に関する話題はそちらでもやろうと思う。ユーザー名はミシェル・ンデゲオチェロから拝借した。
---
昨日大学図書館のバイトに行ったら3月末で職がなくなるという心胆寒からしめる噂を聞いた。仕事が外部業者に委託されることになるのだという。私以外の何人かの同僚にはその旨の通達があったらしい。
外部委託の流れは止められない。大学という組織の輪郭がどんどんあいまいになっていく。ラトゥール的語彙ではハイブリッドの増殖といえるかもしれない。
早晩やめようと思っていたのでもはや仕事そのものに未練はない。踏ん切りがついた。しかし図書館は今後も使うことになるから、行くたびにリストラされたことを思い出すかもしれない。そう考えると憂鬱にならざるを得ない。だがケロッと忘れそうな気もする。
一応、市内の某映画館のサイトを見てみたらたまたまバイト募集中と出ていたので、とりあえず応募してみようと思う。低賃金でやりがい搾取されることになるのかもしれない。しかし直感的に働いてもいいかもと思える場所が映画館のほかにそんなにない。大学外に足がかりができたら嬉しいし…。
そのほか同僚が掛け持ちしてるバイト先の話なども聞いてみた。研究室方面にも探りを入れてみたい。いずれこういうことはせねばならないと思っていたが時期が少し早まってしまった。
それにしてもShout to the Topな心情だ。たまたま私の職場では「偉い人」は一番上の階にいるのでちょうどいい。
もっとも原曲じたい、1980年代のイギリスの炭鉱ストに題材をとっていることが知られている。炭鉱で働く人は地面の下で作業するから、Shout to the Topというのはまさしく炭鉱労働のリアリティをも踏まえた表現なのである。つくづくスタカンとポール・ウェラーが好きになる。
------------
---
13日(木)
晴れているが寒い。
吉田山茂庵で以前から計画していた会合を開く。
穏やかな時間が流れていた。
---
12日(水)
雪のち曇り。特筆すべきことなし。
今日の音楽
フレンチ・ディスコ。低音がぶりぶり響くスピーカーで聴くとなおよし
---
2022年1月11日火曜日
正月気分が抜けないのかなかなか軌道に乗らない。
正月に限らず、1週間くらいの休みってのは調子狂うから苦手だわ。
どうせ休むなら1ヶ月くらいドカンと休みたい。
来年からは正月休み自主返上でもいいかもな。
---
2022年1月10日月曜日
午後、散歩。
上賀茂神社の脇の道を北上し、柊野別れで東に折れ、京産大のほうに向かう。
野菜を売っていた |
笑った |
しばらく道なりに行ったのち、総合地球環境学研究所へ向かう方向に曲がる。そのまま直進すると叡電の線路と合流し、京都精華大前駅のほうに出る。
せっかくなので精華大を見学。
その後、線路沿いに東の方に向かう。精華大駅の一つ先の木野駅のそばがけっこうwealthyな感じだったのが印象的。
老舗っぽい鰻屋とかあるし。松乃鰻寮というらしい。一回入ってみたい |
岩倉の手前で南下して国際会館駅から地下鉄で帰宅。
京都北部はなんとなく昔の風情が残っていて散歩のしがいがある。
散歩メイツ求む。
---
2022年1月9日日曜日
快晴。
特筆すべきことなし。
---
2022年1月8日土曜日
雑用がひと段落したので明日からは落ち着いてものを考えられる…ことを祈る。
昼過ぎ、某研究科の友人の研究室でコーヒーをいただく。景色がよくて羨ましい。
今日の音楽
サビが似てる。
---
2022年1月7日金曜日
ほぼ雑用で一日終わる。
最近風呂としてしか使っていなかったジムで久々に運動できた。
今日の音楽
今日このアルバムを6、7回はリピートした。
コクトー・ツインズについてはググってくれ。
---
2022年1月6日木曜日
友人に誘われて映画を観てきた。『クナシリ』@京都シネマ。
国後島のドキュメンタリーである。道とか庭とかにゴミとか畑道具などが散乱している様子が印象的だった。
帰りに四条烏丸のレコード屋に寄ってみた。まあまあ楽しめた。
---
2022年1月5日水曜日
早起きして10時に新宿のバスターミナルに行ったら、日付を間違えてバスを予約していたことに気づいた。乗るべき便は1日前にすでに発車していた。おお。
たまたま少しあとの時刻の大阪行のJRバスに空きがあったので乗ることができた。これが極めて快適だったのが不幸中の幸い。3列シートでかなり余裕がある。道も行きとは違って空いていて、定刻通りに名神の深草バスストップに着いた。高速のバス停というのも妙にエモい雰囲気がある。
車内ではU-NEXTで『死刑台のエレベーター』を観た。ルイ・マルの1959年の作品。シンプルに画面構成が美しい。
そういえば、休憩に立ち寄った滋賀県のパーキングエリアでトランクの開閉部分をガムテープでびっしり塞いだ大阪ナンバーのレクサスを見かけた。なんかヤバいもの積んでるのかしら…。
車内から撮った縁起よさそうな写真 |
---
2022年1月4日火曜日
午後、神保町で古書店探訪。
澤口書店と三省堂の古書コーナーで何冊か購入。新刊ではドゥルーズの『ベルクソニズム』を買ってみた。さっそく最初のほうを読んだけど、いいこと言ってはるわ。
御茶ノ水橋から西方向。手前のネットが若干邪魔。 |
その後、生家の近くのスペイン料理屋で晩餐。カニ味噌の染み込んだパエリアが大変美味。アヒージョは鱈、ネギ、ブロッコリーなどが入っていて塩分少なめでさっぱりとしていた。
久々の江戸だったがなかなか楽しかった。明日京都に戻る。
---
2022年1月3日月曜日
むかし学校帰りによく散歩していた四ツ谷・赤坂一帯を再訪。このあたり、地形が複雑なので、景観が重層的。
上智大学のほうから丸ノ内線四ツ谷駅をのぞむ。駅舎の左端らへんに迎賓館 |
四ツ谷の釣り堀 |
豊川稲荷。境内はものすごく混んでいた |
赤坂の坂からTBS(たぶん)。階段や坂道の向こうに超高層ビル、東京にありがちな風景 |
---
2022年1月2日日曜日
所用をすませて時間が余ったので、今までほぼ行ったことのなかった吉祥寺に行ってみたら、予想を上回るレベルで賑わっていた。すごく便利そうでうらやましい。
なかでもコピス吉祥寺という商業ビルがかなり遊べることを発見した。家具屋、雑貨屋、本屋はジュンク堂、アパレルも私好みのアウトドア系が多い。
そしてHMV。品揃えは9割方レコードでほぼレコード屋だった。シティ・ポップ、ソウル、ファンク、ジャズなど私の親しみのもてるラインナップでアットホームさを感じた。今のところレコードにまで手を出すこだわりと、経済的、空間的余裕はないが、何も買わなかったとしてもレコード屋通いが音源の開拓に役立つ可能性はある。
ジャズコーナーでマラトゥ・アスタトゥケが推されていた。エチオピアのジャズ、エチオ・ジャズの創始者といわれているミュージシャンである。今日久々に聴いてみたら軽くハマった。
このMunayéという曲好き。心なしかSteely DanのDo It Againぽい。だいたい同時期の曲だと思う。
---
2022年1月1日土曜日
親族の集まりに顔を出してみた。なぜ特定の人々が定期的に同じ場所に集まるのか? 家族とは大いなる謎である。
行き帰りの電車で國分功一郎・熊谷晋一郎『〈責任〉の生成』を読んだ。ページ順も気にせず適当に開いていったところからガシガシと読んでいったら7割くらいは読めた。どのページを開いてもだいたい刺激的なことが書いてある。