Bの大全


現実逃避でビートルズのプレイリストなぞ作ってしまった。先日、散髪屋店主とビートルズ談義をしたのが引き金に(リボルバーだけに…)なって聴き直したくなってしまった。

好みがハード・デイズ・ナイト、リボルバー、ホワイト・アルバムの3枚に偏っている。

She Said She SaidとかGlass Onionとか、ジョン・レノンの曲は決めゼリフが印象深い。

一方ポール・マッカートニーの曲は歌詞のコンセプトが好きなのが多い。I'm Happy Just to Dance with YouとかYour Mother Should Knowとか、アフォリズムめいている。

ジョン君がAcross the Universeみたいな壮大な精神世界に行きがちなのに対し、ポールのほうはもっと地に足の着いた世界観を提示している。

11-13はすべてジョージ・ハリスンの曲だが、ジョンのように決めゼリフゴリ押しでもなく、ポール流アフォリズムでもなく、バランスがいいというか、詞と旋律の調和が唯一無二だと思う。彼の曲を聴いていると一幅の水墨画を見せられているかのような気分になる。