森千香子『排除と抵抗の郊外』読んでるなう。パリ郊外の団地の話だけど京都の団地のことを念頭に置くとおもしろい。そもそもどのように住民のセグリゲーションが起きたのか、現地でどのような問題が生じ、また何が問題視されたのか、どのような対策(都市政策)がなされどのような帰結を生んだのか。
こういう問いは共通している。団地というか、「団地的質感」をもつ空間に身を置いたらこういう疑問は自然に出てくるよなあ。どうやって書いていくか、かなり参考になる。一つの指針になるというか、今後の展開においてブイのような役目を果たしてくれそうな研究。