いま舞鶴におります。西舞鶴のゲストハウスの一室から投稿しています。
舞鶴湾というのは実に複雑な地形の入江で、そのため舞鶴の海は穏やかです。波音一つ聞こえません。日本海というと「荒れ狂う冬の海」みたいなイメージがありますが、それが偏見に過ぎないことがわかりました。
波面がゆっくりと上下動を繰り返すそのリズムはどこかしら人の心を和ませるものがあります。
引揚記念館というところに行きました。舞鶴はいまでも海上自衛隊の拠点がある軍港であり、シベリア抑留からの引揚の中継地点でもありました。
抑留地はソ連全体に分布しており、私は寡聞にして知らなかったのですが、いまの中央アジアとか、モンゴルにあたる地域、そして問題のウクライナにも抑留者がいたらしいですね。
解説ツアーみたいなのに申し込んだら元館長のおじさんが担当になり、みっちり解説していただきました。帰りのバスの時間が合わないんですと言ったら、ご自身の車で東舞鶴駅まで送ってくれました。ありがたい。
これからスーパーに行って地のものを何か買って調理して、そしてビールを飲もうと思います。
