たのしい山科さんぽ

鴨長明の墓というのが六地蔵あたりにあるらしく、今日行ってみようとしたのだが、スマホを忘れたので所在地がわからず、そこらへんの人に訊いてまで行きたいという情熱もなく、近くまで行ったにもかかわらず引き返してくることになった。四五年前まではこういうときはコンビニに入って道路地図を立ち読みして方向を把握していたのだが、最近はスマホとカーナビの普及でコンビニにも地図が置いていない。

ともかくそういう経緯で京都外環状線の山科から六地蔵までを自転車で走破する格好になったのだが、いろいろな発見がありそれはそれで楽しいものだった。

  1. 地下鉄東西線の山科以南の駅名をそらで言えるようになった。山科、東野、椥辻、小野、醍醐、石田、六地蔵。
  2. なぜ覚えられたかというと、駅前が栄えている駅と比較的閑散としている駅が交互に現れるパターンを発見したからである。山科(ターミナル)、椥辻(メガドンキ)、醍醐(駅直結ショッピングセンター)、六地蔵(ターミナル)がでかいほう。
  3. 私的外環見どころ三選。
    1. 小野駅を過ぎたあたりで左手に見える醍醐上ノ山団地。周りになにもないので光り輝いてみえる。
    2. 醍醐駅のショッピングセンター&団地コンプレックス。醍醐駅の良さについては今年3月か4月にも書いた。日用品と衣料を一緒に売ってるような、比較的小さめのショッピングセンターみたいなのものは京都のまちなかには全然ないのでつい入ってしまう。そして寝間着を買った。
    3. 石田駅通過後に左手に見える醍醐石田団地第1棟。この建物が目に入った瞬間衝撃をおぼえた。めちゃくちゃ横に長かったからだ。ぜひグーグルマップなどで見てみてほしい。喩えが失礼すぎるが、東京拘置所を連想させる。

見どころが団地だけやないか、といわれそうだがほんとうに山科は団地が多い。特に醍醐・石田は団地の中に駅があるようなものである。

帰りは外環の一本東の奈良街道を通った。